俺は久々に”太陽”の光を見た気がする…。
そんな気がした…。

どういう意味かは秘密だ…。

その時…シロエを呼ぶ黒色の少年が現れた。
”シロエ姉さん”ってことはこの少年は弟か…？

…どうやら井戸に”ペンダント”を落としたらしい。
とても大切な物ののようだ…。

井戸の中…だったら俺の出番だ。
ここに来る前は落し物を探したりする仕事をしていたから得意中の得意だ。

黒貴は俺に向かって笑顔を向けた。
…こいつ笑顔は優しい表情になるんだな。

俺たちはその井戸へと向かった。

…なぜ館内に井戸があるんだろう。
俺は不思議に思ってしまった。

俺は井戸を覗いてみた。

…中は真っ暗でどことなく寒気がした。
まるで…何かがいるような。

シロエは心配そうに聞いてきた。
…ここで怖がっている場合じゃない。
取りに行かないと…。

俺はそう言って下に降りようとした。

そう言って、シロエはポケットから何かを取り出し、俺に渡してきた。

…それはピンクダイヤだった。
…本物だ。

こんな貴重な物…いただいて良いのだろうか。

…いただくことにしよう。

…この時はまだ知らなかった。
俺が井戸に行っている間にあんな事件が起こるなんてー…。