――DAY 1――
朝
酒場



[POWER DRAIN]





魔力を吸い取る呪文だ。
魔術頼りの蛇人間には「効く」だろ?





[Cloak of Fire]、
……「炎の外套」





その亜種で、攻撃に特化した呪文だ。
大した威力は無いが……





寒さに対策を講じてるんだろ?
……逆に、「熱」には何も対策をしていないと踏んだ。
……効いてるようだな





……





そ、う……か……





お前らは組んでいたんだな……
……初めから!!


――DAY 1――
朝
酒場



邪魔するぜ






サーヴァ、居るか?
……って






……ずいぶん余裕そうだな、アダムスキー


・
・
・
・
・
・



邪魔したな





出直すよ。
夜にでもまた会おう





……ふう





これで……





……これで、「俺が無理なく『一号室の鍵』を持ってる状況」の出来上がりだ





……そんなのが「正答」?





……何のために?





何がだ?





何のために、お前らは結託した?
結託することができた?





愚問だな。





指さすなよ





――コイツと俺が、仲違いしたことなんて一度も無いからな。


