


[ユダさんにトオルさんを紹介してもらえなかったら離婚確実でしたから]





[トオルさんもその…あの…]





[えぇ。安心してください。同じゲイですから…茜さんには手も触れてないです]





[いやあの…そうですか…正直安心しました。あんな大バカでも可愛い一人娘なんでね]





[大丈夫ですよ。娘さんの年代は誰もがかかるハシカみたいなもんですよ]





[本当にありがたい]





[一つお願いがあるんですが…佐々木さんのお客さんで…破産者寸前の客の銀行口座と携帯電話を売ってくれませんかね?売り目的ではなく自分が使うんです]





[トオルさん達が使うなら信用できます。お安いご用です。どちらもタダでいくらでも回します]





[いや、きちんと買いたいんですよ。バーターでお願いします]





[…そうですね。ではせめて卸し価格で売らせてください。通帳が5千円。携帯が2万円です]





[ありがとうございます。定期的に購入したいんでよろしくお願いします]





[いやぁ、こちらもこれからトオルさん達と長くお付き合いできるので嬉しい限りですよ]


