俺は錆びた剣を持っていたハンカチで包み、上着のポケットにしまった。



…錆びた剣…何かの役に立てるかもしれない。


俺は錆びた剣を持っていたハンカチで包み、上着のポケットにしまった。



さてと…。


奥に扉がある。
そこを開ける方法を探さなければ…。



にゃあ。


猫が俺の足元に寄って来た。



…あれ?


…よく見ると、猫の首元に黒い首輪がついており、そこに鍵のようなものがついていた。



…なぜ今まで気づかなかったのだろう。


俺は猫の首輪についている鍵を取った。



…この鍵、奥の扉のだったら良いのだが…。


俺は鍵を持って、奥の扉へと近づいた。



…開けたら、仕掛けが発動するとかないよな…?


俺は慎重に扉に鍵を入れる。



…っ!!


…扉が開く音がした。
どうやら、個々の鍵のようだ…。
俺はドアノブをゆっくり回す…。
…扉を開けた瞬間だった。



…しまった…!!


指を鳴らしたような音が聞こえたともに辺り一面真っ暗となり、視界を奪われてしまった。



…くそっ!!何も見えない…!!


…そして



…さようなら…飛歌様。





…本当に君は…。





”絶望的”だね。


-続く
