こんにちは、私はカメコ。
今私たちは、ホームセンターに来ているの。
というのも、カメオがとにかく性能がいい掃除機が欲しいっていうの。
でも、初めて来た場所でどうすればいいか分からないわ。予算はいくらでもいいから、カメオが気にいるような掃除機を探してほしいの。



さて……もう少しで問題ができそうなのに、随分間が空いてしまったわけだが……





……何で私を見ながらそんなことを言うのだ?





だって問題作るの、1話で終わると思ったんだもん。
ライナー君がぼやぼやしてるから、こんなに長くなってしまうんだよ?
そもそも年が明けちゃったし。





初めてだからしょうがないだろう?
シンディみたいにサクサク作れるわけじゃないんだから。





まったく、それでも君は私の助手かい?





え、私はシンディの助手だったのか?





さぁ、助手だとすると使えない助手になるんだけれどね。





はぁ……





それはともかく、4つの要素、ちゃんと覚えているかい?





もちろん。
「チャーム」は問題の魅力を示す。
「クルー」は問題を解くための手がかり。
「ベール」は手がかりの情報を隠すこと。
「トリック」は問題に施された仕掛け。
こんなところかな。





う、うん、さすがに覚えていたか。





バカにされても困るよ。これでもラテシンのマスコットキャラクターなんだから。





その割には、問題解くのに手間取ったり、問題作るの遅かったりするよね。





い、いや、それはあれだ。そういう役割なのだから仕方ない。





毛根が弱いのも?





毛根は関係ないよ!





おっと、毛根の話をしてたら"もうこん"な時間だ!





何でそこでオヤジギャグを入れるのさ?





気分だよ、き・ぶ・ん。
まったく、もう20コマも使ったのに対して進んでないんだけど、どうしてくれるのさ?





いや、あの、メタ発言されても困るんだけど……





それはともかく……





……えっと、どこまで話が進んだんだっけ?





あれれ? もう前回の話を忘れたのかい?





だってもう前の回から何ヶ月空いたと思ってるのさぁ?
それもこれも全部作者のせいだ!





いやだから、メタ発言されてもどうしようもないんだって。





前回は、問題文が大体出来上がったところで終わっているんだ。問題文はこんな感じかな。


こんにちは、私はカメコ。
今私たちは、ホームセンターに来ているの。
というのも、カメオがとにかく性能がいい掃除機が欲しいっていうの。
でも、初めて来た場所でどうすればいいか分からないわ。予算はいくらでもいいから、カメオが気にいるような掃除機を探してほしいの。



あれ、名前はカメオとカメコにするんだ。





別になんだっていいだろう。そもそも、ラテシンで適当な名前を付ける際は、カメオとカメコが定番じゃないか。





「毛根ピンチ丸」とかじゃなくていいの?





あの……いつまで引っ張るの?





いいじゃん、いじられキャラに定着しつつあるんだし、持ちネタとして未来永劫使われ続ければ。





嫌だよ、そんな未来永劫なんて!





それはともかく、大体問題文はいいと思うよ。
解説はどうするの?





おや、もう忘れたのかい?
既にできているじゃないか、素敵な解説が。


【解説】
カメオはホームセンターの隣にある工場を買い取り、自分の好みの掃除機を作ってもらった。



……。





……?





いや、あの、これで終わらせるの?





それはもちろん、わかりやすくて簡潔な解説の方がいいと思うからね。





いや、それはたしかにそうなんだけどさぁ……。





せっかくの悩みを、参加者が解決してくれたんだよ?
お礼の一言でもあった方がいいんじゃないの?





うっ……それもそうか。





問題も誘導もそうだけど、解説ももちろん、そのキャラクターになり切って解説すべきだよ。





そうなのか……なかなか難しいな。





問題から解説まで、一貫してキャラを演じる。それこそが、亀夫君問題で大切なことなんだ。





もちろん、簡潔な解説はあった方がいいね。例えば「FA条件はこれだ!」というのを別に作っておくとか。





……ということは、FA条件は「ホームセンターに隣接する工場で、カメオが気に入る掃除機を作ってもらうこと」とすればいいわけだ。





そうそう、そこは別枠にしておいたほうが親切だね。





……ということは、解説はこんな感じでいいかな。


びっくりしたわ。まさか、工場でお気に入りの掃除機を作ってもらうなんてね。
確かに予算は関係ないとは言ったけれど、掃除機一つでこんなにお金をかけるなんて、びっくりだわ。
ともかく、カメオも満足したみたいだし、今日は本当にありがとう!
FA条件:ホームセンターに隣接する工場で、カメオの好みの掃除機を作ってもらうこと



や、やればできるじゃないか。何で最初からこういう解説を書かなかったのさ?





フフフ……カメコになり切れば、こんなものさ。





いや、あの、思い出したんだけど、この解説文、前作ってなかったっけ?





あ、そういえば……すっかり忘れてたよ。





なるほど、女装してカメコになり切ることでようやく思い出したというわけね。





さすがにそこまでのめり込みはしないかな。





ともかく、これで問題も解説もできたわけだし、後は出題するだけだ。





そうだね……と、言いたいところだけど、あと一つ大切なことが……





……あぁぁぁぁ!
もうこんな時間! 早く帰って録り溜めたバラエティ番組を見ないと!





毎回突発的に終わるよね、この話。





水平思考能力を鍛えるためにバラエティを見るのはいいことだよ。ライナー君も、笑いのセンスを磨くことだね。





亀夫君問題に笑いは必要なのだろうか?





笑いは常識を破壊するところから始まるから、普通の人の斜め上の発想をしなければ……





……っと危ない、笑いについて5時間ほど語る所だった! ライナー君め、謀ったな!





勝手に盛り上がっておいてよく言うよ。





というわけで、次回は笑いについて8時間ほど語っていくよ!





何で笑いの講義が入るのさ! あと3時間も時間が伸びてるし!


【今回のまとめ】
・亀夫君問題らしく、問題文を整えよう。
・解説も、キャラクターになり切って作ろう。
・FA条件は別に記しておくと親切。



……思ったより進んでないな。こんなペースで大丈夫なのだろうか?


