幽霊は、見事な日本刀を2本、どこからか分からないが取り出した。



二人とも遊んでくれてありがとう!私なんだか成仏できそうな気がする。





そうなの?よかったね。





うん。よかった。





二人のおかげだよ。寂しい気持ちが皆どっかいっちゃったみたい。もうこの世に未練はないよ。





お別れだね。





そうだね。





そんな悲しい顔しないで。私は満足しているの。





そっかぁ・・・





私はいなくなるけど、その前にあなた達に渡したいものがあるわ。





なぁに?





これよ


幽霊は、見事な日本刀を2本、どこからか分からないが取り出した。



これ、刀だよね。こんなのどうするの?





この学校はね。霊道といって霊の通り道なの。だからあなた達が今まで見てきたような沢山の怪物達が、うようよいるのよ。





素手じゃこの学校を出るのは無理だわ。だからこの刀を使って、脱出してほしいの。





実はこの刀も危ない刀なんだけど、それでもないよりはましだと思うから、気をつけて使ってね。





うん。分かった。ありがとう。





うまく使えるかなぁ・・・





もう私は成仏するみたい。力がなくなっていくのが分かるわ。さようなら。





さようなら。





さようなら。


幽霊は最後の挨拶を済ませると、音も立てずに消えた。まるで何もなかったかのように、跡形もなく消えた。



なんか寂しいね





仕方ないよ。幽霊だもん。これで良かったんだよ。





じゃあ行こっか。





うん。お家に帰ろう!


To be continued
