こんにちは、私はカメコ。
私は今、図書館に来ているの。
かなり大きな図書館で、私も初めて来たからびっくりしているわ。
今日はあなたたちにお願いがあるの。本を借りるように頼まれているのだけれど、初めて来た場所だから、どうすればいいかよくわからないわ。
そこで、一緒に頼まれた本を探してほしいの。出来ることはなんでもやるから、よろしくね。
こんにちは、私はカメコ。
私は今、図書館に来ているの。
かなり大きな図書館で、私も初めて来たからびっくりしているわ。
今日はあなたたちにお願いがあるの。本を借りるように頼まれているのだけれど、初めて来た場所だから、どうすればいいかよくわからないわ。
そこで、一緒に頼まれた本を探してほしいの。出来ることはなんでもやるから、よろしくね。



なんだこの問題は?
いつもの「ウミガメのスープ」とは違うようだが……





これは「亀夫君問題」だよ。





亀夫君問題?
新しい環境問題の一つかい?





環境問題……?
一体どこからそんな発想が出てくるのかな?





いや、まあ、なんとなく思いついたから言ってみただけなのだが……





そんなくだらないことを言っている暇があるなら、自己紹介でもしたらどうだね?
ストリエの皆さんは、私たちが一体何者かわからないだろう?





何で急に読者を意識し始めるのさ?
まあ、確かに、ストリエの皆さんは、突然現れた私たちのことなんて、しらないだろうからなぁ。





仕方ない、では私からだ。
私の名前はライナー・テンニース。
年齢は21、好きなものは理論的思考とコーヒーだよ。





相変わらず、つまらない自己紹介をするよね、君って





つまらなくて悪かったね





まあ、つまらないライナー君のことはおいといて……





何で私の扱いはそんなに酷いのさ?





私はシンディだよ。
本名、性別、年齢は内緒だよ。





そして好きなものは謎!
不可解な謎が大好きな、不思議な少女さっ!





ラテシンの自己紹介とほとんど変わらないじゃないか。
大体性別内緒って言っておいて、「少女」って言い切っちゃったし。





細かいことを言っていると、前のグラフィックみたいに老けちゃうよ?





あの、それは前のグラフィックを描いた人に失礼じゃないのか?





まあまあ、あのグラフィックのライナー君は、あれで味があったんだけどね。
ラテシン管理人の上杉さんが、こうして公式絵をアップしてくれたんだし、良かったじゃないか。





そうだな、せっかく準備してくれたのだし、私たちも存分に活躍しなければな。





……とはいうものの、よく考えたら、いきなり「ラテシン」と言われても、ストリエの皆さんにはわからないのでは?





あ、それもそうか。
もっとも、ラテシン利用者向けに作った物だから、どっちでもいいのだけれど……
せっかくだから紹介しておこう。





「ラテシン」とは、「ラテラルシンキング(Lateral Thinking)」、つまり「水平思考」を略した言葉だよ。
「ラテシン」は「ウミガメのスープ」を始め、「水平思考」を用いた問題が多数収録された、水平思考問題を扱うサイトでは最大級のサイトなんだ。
で、私たちはそのサイトのマスコットキャラクターというわけ。





みなさんもよかったら、参加してね!
登録は無料だよ!





……そしてよく考えたら、これって規約違反にならないだろうか?
突然消されたりしないだろうな?





そうなった場合、ライナー君の髪の毛が突然全部消えます。





何で毎回毎回私の髪の毛が犠牲にならないといけないのさ!





都合が悪いのはすべてライナー君のせいにしてしまおう。
私はそう決めているのだ。





いやいや、そんなの横暴だから!





まあまあ、そんなことはおいといて……





勝手に進んじゃったよ……





それで、その、「亀夫君問題」というのは?





そうそう、今日はその説明をしようとおもって、こんな茶番劇をかんがえたのさ。





茶番劇とか言うなよ。





おっと、失礼。





「亀夫君問題」というのは、水平思考ゲームの一つさ。「ウミガメのスープ」と同様にね。





出題者は、物語の登場人物になって、質問者の質問に答える問題形式のことだよ。





登場人物になりきる?





そうだよ。
つまり、今回の問題では、私は「カメコ」という登場人物になりきって出題するわけだ。





君が「カメコ」に?
ちょっと想像つかないな。





私の演技力を舐めないでくれたまえ。
……と言っても、今回は分かりやすくするために、代役を立てるけどね。





代役……?
なんだか、嫌な予感がするが……





それで、「ウミガメのスープ」とはどう違うんだい?





出題者は登場人物になりきっていなければならない。
なので、登場人物が知っている情報しか、答えてはいけないのさ。





たとえ出題者がすべての事情を把握していても、その登場人物が「知らない」という設定であれば、それは答えられない。





ふむ……つまり、「~は重要ですか?」などと言われても、その登場人物が分かっていなければ答えられない、と。随分厳しくないか?





たしかに、これだけだと「ウミガメのスープ」よりも難しく感じるだろうね。





でもその代わりに、「ウミガメのスープ」と違って、YESかNOで答える質問以外の質問も可能だよ。





なるほど、じゃあ「答えは何ですか?」と聞けばすぐに解決するわけだ!





あのねぇ、ライナー君、登場人物はそれが分からないから、質問者たちに助けを求めているのだよ?
最初から答えが分かっているなら、わざわざ問題を出す意味が無いじゃないか。





冗談だよ、冗談。





で、この問題はどうなれば終わりなんだい?





登場人物の目的が達成されれば終わりだよ。
今回だと、「本を見つけ出すこと」だね。





なるほどね。登場人物と一緒になって、問題を解決すればいいんだな。TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)みたいで楽しそうだ。





もちろん、TRPGと違って、これはあくまで「水平思考ゲーム」だよ。水平思考を使わないと、問題は解決しない。
「ウミガメのスープ」と同じように、いろんな視点で物事を考えなければ、解決するのは難しいよ。





よし、そうとなれば早速チャレンジだ!





次から実際に質問して、どんなものかを試してみよう。


【亀夫君問題とは?】
・出題者が登場人物になりきって進行する水平思考ゲーム
・出題者は、登場人物が知っていることしか答えられない
・その代り、YESかNOでしか答えられない質問以外の質問も可能
