フェリックスは眉間にしわを寄せながら、
ミミちゃんのことを考えていた。
彼女の消えた後を辿るべく、
ワトリーと情報を丁寧に整理し始める
フェリックスは眉間にしわを寄せながら、
ミミちゃんのことを考えていた。
彼女の消えた後を辿るべく、
ワトリーと情報を丁寧に整理し始める



ミミちゃんが新しいアイスを
注文しなかったのは何故だろう





単純に違う味が
食べたかったのだ





果たしてそれだけなのか?





それに、彼女が持っていたその
高価なキーホルダー…
それにも何か意味があるのかもしれない。





そうなのだ。それにミミちゃんの携帯はつながらないし、
パソコンにはロックが掛かっているのだ。彼女のインターネットの履歴やメールなどを調べることができないのだ。


フェリックスの顔が一層険しくなった



ミミちゃんが明るくて何事にも
頑張る子だってことはみんな
知っている。アイドルに夢中になったり、ピアノを弾いたりする
普通のかわいい猫さ。
いったいミミちゃんに何があったのか。。。





店主の話からすると、あの日
ミミちゃんが注文した
アイスクリームは彼女にとって
特別な意味を持っていたのかもしれない。





りりーちゃんにもう一度聞いてみるのだ





そうしよう。ミミちゃんが
好きなアイドル、趣味や行動範囲も調べてみる必要があるね。





親友のりりーちゃんだったら
きっと知ってるのだ


チャームキャットタウンに吹く冷たい風が、
探しものの答えがまだ遠いことを
教えているようだった。
フェリックスとワトリーは、
再び真相究明のための情報を
詳細に調べ直すことに決めた。
