●はじめに
●はじめに
本リプレイは(有)ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)様のアリアンロッドRPG2Eを利用したセッションとなります。
http://www.fear.co.jp/ari/
アリアンロッドRPG2Eは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です。
本リプレイは「アリアンロッドRPG2E」の公式シナリオである、「アリアンロッドRPG上級ルールブック」収録の「地底の王国」「邪神の目醒め」、「シナリオ集ファーストクエスト+」収録のシナリオフック「少女の護衛」、「シナリオ集ダブルイメージ+」収録のシナリオフック「円卓の騎士対赤枝の騎士」を使用しております。
該当シナリオの内容に触れておりますので、未プレイの方はご注意ください。また、元のシナリオのギミック、エネミー、演出の一部を改変している為、お読みになる際はこのことに注意してください。
今回予告
3年に一度の決まった日にだけ、扉が開かれるマード遺跡。その扉が開く日には、奥底に眠るという莫大な財宝を目当てにエリンディル中から多くの冒険者がやってくる。しかし、この遺跡には恐ろしい秘密があった。
多くの冒険者たちが競い合う影で、黒い軍勢が蠢いていた。
ある者は父を捜すため、ある者は使命のため、またある者は財宝のため、力をひとつに合わせて遺跡に挑む。
アリアンロッド第一話「地底の王国」
冒険の舞台がキミを待つ!
PC1用ハンドアウト
コネクション:ガラドア 関係:家族
キミには誇れる父親がいた。その名はガラドア。父であり、師であり、目標とする冒険者である。そんな父が、3年前から姿を消した。キミはその行方を求めて旅をするうち、マード遺跡の近くにある町、コントレーへやって来た。
PC2用ハンドアウト
コネクション:コーネリア 関係:友人
コーネリアはキミの大切な友人である。彼女は、かつて世話になったガラドアという人物を捜している。しかし、ガラドアは3年ほど前から行方知れずになってしまったという。落ち込むコーネリアを励まし、キミは一緒に捜し出すことを約束した。
PC3用ハンドアウト
コネクション:聖都神殿枢機卿
キミは聖都ディアスロンドの神殿で神に仕える神官である。ある日、キミはマード神殿を管理する神官の調査を命じられた。最近不信な行動が目立つということだ。さっそく、神官が派遣されているコントレーの町に向かった。
PC4用ハンドアウト
コネクション:ティタ 関係:庇護
キミの妹は生来からだが弱く、床に伏せる日々が続いていた。といっても、不治の病ではない。聖都ディアスロンドの神殿なら健康を取り戻せるはずだ。だが、それには金がかかる。金を稼がなければならない。
その日、公式シナリオをやろうと何時ものメンバーが集まることになった。
時間より早く何人かが集まった為、まずいるメンバーから先にオープニング部分だけ終わらせてしまおうか? という話になり、全員が揃う前に個別オープニングのみ行う流れとなった。
OPENING PHASE
◆Opening01◆
父の記憶



……これは回想になる。あの日、キミは冒険に旅立つ父親、ガラドアの背を見送った。





「じゃあエルムン、留守を頼んだぞ」





っとパパン。





「いってらっしゃい! お父さん!!」大きく手を振る。





「ああ、行ってくる。なあに、心配するな。すぐ帰ってくる。お土産は何がほしい?」





「かっこいい槍がほしい!」





「おお、そうかそうか、期待しているといい。そうだ、あいつらにもお土産を用意しなくては」





「わあい!」手をふって見送る。





「エリン観光サークルってところに父さんは入っていてな。なそこのメンバーにもお土産が必要だろう。では、いってくる」





そして時は現在。あれから3年が過ぎた。父はいくら待っても帰ってこなかった。キミが冒険者を目指したのも、あの背中に追いつくためだったのかもしれない。





(´・ω・`)





ってところでシーンは一度きる。エリン観光サークル。ガラドアを筆頭に、作られるはずだったギルド。しかしガラドアが行方知れずになると共に、その話はなくなった。最近になって、そのサークルが結成されたという噂を聞いたが、自分には関係ないことだろう──。





!?





マーセもいけるならOPいきます? 何番だっけ。





はーい。2番。





では次のシーン!


◆Opening02◆
恩人を求めて



キミはコーネリアと旅を続けコントレーの町へやってきた。三年に一度だけ扉が開くという、マード遺跡に挑戦するためだ。冒険者たちで町は活気づいていた。





「ガラドアさんが最後に訪れたのが三年前のこの町。そして三年ごとに開かれる遺跡。今度こそ手掛かりが見つかると思うの。どう思う?」





と、マーセイディズに。なんかマーセイディズとコーネリア、似たような目つきしてんな(セッション時の立ち絵の目つきがそっくりだった)。





「そのためにきたのでしょう? おばあちゃんも協力しますから探してみましょう」ほんとだ(笑)。





「うん! 早速、町の人に聞き込みしてみる?」





……こいつ実は義理子かなんかか?





まかせる!





なんか設定生えたな!! いや、友人枠で行こう。話こじれそう(笑)。





「そうですね、このあたりの動物さんにも聞いてみる事にしましょう」はーい(笑)。





「そっか。マーセは動物さんとお話ができるんだった。私も町の人に聞き込みしてみるね!」





「はいはい、気をつけてね」


◆Opening03◆
戦う理由



場所はフォシアのおうち。病に伏せる妹がキミにはいる。不治の病ではないが、治すのにはお金がかかる。そしてキミは、マード遺跡の噂を耳にした。それによれば遺跡の探索に成功すれば1万Gが手に入るという。それだけの金があれば、キミの妹を聖都の医者にみてもらうことができるだろう。キミは旅路の支度を終え、旅立つ日がやってきた。





「お姉さま、すぐ帰ってきてくださいますよね?」





「うん……待っててね、必ず、治してみせるから」





キミの手をぎゅっと握る。妹の手は少し冷たい。対しフォシアの手は、暖かかった。





「お姉さまの手、あたたかくて、好きですわ」





「こうしてぎゅってしていれば……ティタの手もあったかくなるかな」ぎゅー。





ぎゅー。ってところで名残惜しいが、旅立ちの時だ。





「いってらっしゃいませ、お姉さま……」





「……うん。行ってくるね……」





そして場面はかわりコントレーの町。キミは黒パンと水だけの質素な食事を終えて、酒場を後にする。マード遺跡、そこに挑むべく、キミはこの町へやってきたのだ。





「ティタ……待っててね……」


◆Opening04◆
神殿からの指令
三人のオープニングを終えたところで、残る一人がやって来た。
各自のオープニングの説明をした後、最後のプレイヤーの導入へと入る。
尚、プリプレイはそのオープニングの後に行うこととなった。



壮厳な神殿の聖堂。多くの神官たちがそこに集まっている。各地の神殿の情報を聞き、その状況に応じた処置を決定している。ある神官から、新たな報告が行われた。





「マード遺跡を管理しているコントレー神殿に不審な様子があります。遺跡を私物化しているようで、会計にも不明慮な点が多いようです」





神官たちは対処すべく相談を始める。その場にいる枢機卿は居眠りをしているらしく、上司の司祭ため息をつきながらキミに言った。





「誰かを派遣し調査する必要がありそうだな……アンネリカ。あなたが適任だろう。やってくれるか?」





「わっかりました! おまかせください!!」しゅばっと手を挙げて。





「よし、マード遺跡を管理するコントレーに向かい、状況を確認せよ!」


PREPLAY
◆Preplay01◆
揃ったメンバーたち



全員揃ったところで改めて、ギルドサポート決定だ。





はーい!


ここでギルドサポートの決定などが行われ最終的に《命の雫》に決定。
また、初期作成分で余ったゴールドでお金の貸し借りを行い、新規でアイテムを追加購入した。
◆Opening05◆
探索者たち



でーはーシーンは現在に戻る。登場はエルムン。





はい!





キミは父親を捜し、その父が最後に立ち寄ったというここ、コントレーの町へやってきた。他PCの登場難易度は7となる。ここでキミたちは合流することになる。PC4のフォシアはコネがエルムンにPC間コネであるから補正入れるのお忘れなく。ってわけで、全員登場判定だ。





はいー! (ダイスを振る)登場。やったぜ。





(ダイスを振る)せーふ!!





(ダイスを振る)登場。





「ここがコントレーか!」とことこ。「えっと冒険者セットとベルトポーチとバックパックと……MPポーションを1つ……あ、5G足りない!」





「……?」通りすがる。





「仕方ないHPポーションにしておこう……」棚に戻します。





「あの、あの……」





「きゅ?」





「よ、良かったら、どうぞ……?」差し出す。





「きゅ!?」





「す、少ないですけど……」





「ありがとうございます! あとでなんかでお返しします!!」お会計をしてくる。





「い、いえいえ……お礼なんて良いですから……」顔の前で手をぶんぶんと振ります。





神殿の調査の過程でどう合流するべか。





ポーションの調達に見に来たとか?





「あらあら……若い子たちがほほえましい、それはおばあちゃんからも……どうぞ」といってMPポーション1個買ってエルムンさんに渡しますね。





「きゅ!?」





「あなたがた冒険者ですか! よければ一緒にギルド組みませんか!?」





「は、はわわ……!?」





「あらあら、賑やかになってきましたね」





「すっ……」握手。





(話をまとめて)アンネリカは調査の為、しかし一人では厳しいと思ったのか、近くにいた冒険者に声をかけた。そこに友人であるコーネリアと共にやってきていた、マーセイディズが合流し、さらに商店でばったりあった二人と共にギルドを結成することに。





「マーセ、そっちはどうだった?」





と聞き込み調査からコーネリアが戻ってきて言う。





「ガラドアさんの情報、見つかった?」





「ガラドア……?」





「賑やかになりました。お話を丁度聞くところです」





「それってもしかしてナイトの中年男性の冒険者だったりしませんか!?」





「あら……もしやご存知?」





「えっと、そこの方々は?」





全員を見回して。ってわけで、全員自己紹介だ。





「私は、コーネリアといいます。3年前から行方知れずになっている、恩人のガラドアさんって方を探して、この町へやってきました」





と。コーネリアから自己紹介。PC1~時計回りで。自己紹介どうぞ。





「僕は冒険者のエルムンです! ガラドアは僕の父です! 僕も父の行方を探しています!」ぼくっこだぞ。





可愛い。





「えっ、ガラドアさんの!?」





とまあ云々。





「あらあら……これは数奇な運命ですね、私はマーセイディズ、コーネリアの付き添いでガラドアさんを探しています」





「アンネリカです! お仕事でこの町にきました! ちょーっと、人手が欲しいと思っていたのでみなさんに声をかけた次第です!!」





「あ、は、初めまして……わたしはフォシアって言います……。えっと、マード遺跡の探索でお金が出るって聞いて、この町に……」ぺこぺこ。


各自自己紹介を終えたところで、目的がマード遺跡であることが分かり、臨時でギルドを組むことになった。
