~怪盗説明中~



さて、2人は部屋を出て、外にいた2人と合流するね





血清はなかったか…





うーん…あと可能性あるところというと、どこだぁ…?





なにか思い当たることがないか、シロさんに聞いてみますか?





残念だけど、シロは血清がどこにあるかは知らないよ。





うーん…?





あとありそうな場所と言うと…





………調教部屋…でしょうか…?蛇毒の近くにあるというと、やっぱり…





調教部屋かぁ…1番行きたくないところだけどなぁ…





背に腹は変えられんだろう…腹くくるぞ





あ、その前に絵本と日記を読みたいです!





そうだな。血清について、何かヒントあるかも知んねえし…





KP、みんなで絵本と日記を読みます!!





了解…拍真も一緒に、かな?





そうだな…一応読ませよう。





OK。なら、先に絵本から…





絵本は、さっき言った通り『マッチ売りの少女』だね。内容は君たちが知っているとおりで…





ちょっと待ってくれ





うん?どうしたの?





その…僕は『マッチ売りの少女』を知らないんだが…内容を知らなくても問題はないか?





へ?しらないのです…?





恥ずかしながら…俺も、シナリオ読むまで知らなかったぜ…





あー…世界の壁かな?





ああー…まあ、知らなくても問題はないけど…簡単に説明しておこうか。





『マッチ売りの少女』は、ハンス=C=アンデルセンって人が書いた童話の一つでーー


~怪盗説明中~



な、なんて話だ…!その父親は一度地獄に落ちるべきだ…!!





やっぱり、貧民層の話は報われないものが多いんだな…





悲しい話ですよね…時代的にしょうがないことなのかも知れませんが…





天国で…幸せになって欲しいな…





そうだな…おばあさんと幸せに…





感受性が良いなぁ…





純粋だなぁ…





実は全部少女の幻覚だってことは言わない方が良さそうですね…





それじゃ、みんな話を理解したところで、絵本からの情報だよ。





さっき言ったとおり、絵本の内容は君たちが知っているものと何も変わりないよ。
読み進めていくと、最後のページに、次のようなことが書かれていることに気づくね。


「幸せな夢はマッチでは見られない。
私が見せてあげるのだ。彼らに理想郷を」



幸せな夢…





ありゃ、マッチは持ってきちゃだめだった感じか?





うーん…KP、さっきシロさんから貰ったメモと、絵本に書かれた文の筆跡は同じですか?





う…うーん…





目星2/1か、アイデア2/1でわかるよ!





目星2/1は心許な過ぎます…!アイデア2/1で…!!


シロガネ エミ
アイデア80/2→41失敗



出ましたね妖怪!!





残念、見れば見るほどわからないね





まあ…確信はないが、多分これはピエロとはまた別のやつが書いたものだろうな…





可能性が高いのは、オーナーだな…日記の情報も開示してくれ。





OK。日記で目に付いたのは、次の内容だね。


○月×日
神の贄に捧げるものは
やはりそれにふさわしい人物でなければ。
蛇使いに毒を抽出させるように頼んでみよう。
○月△日
案の定断られてしまった。
あの蛇はあいつにしか従わないのに
どうしたものか。
○月▽日
少々手荒なまねを使ってしまった。
やはり孤児院の事を出すということを聞いた。
これをコックに渡そう。
誰にも知られずにのませるにはこれしかない。
○月◆日
手品師に効果が表れ始めた。
やはり耐性はなかったか。
効果が表れ始めるのは
1週間ちょっとというところだろうか。
○月□日
あの愚か者め。
私に従わないからこうなるのだ。
何も首を突っ込んでこなければ
死なずにすんだものを。
そういえば、いけすかないピエロが
このサーカスにやってきた。
なんだか嫌な予感がする。
○月▼日
あいつ自身がこの毒に
適合するとは…
まさに奇跡だ。



………





………?





これは…どういうことなのでしょう…?





とりあえず…オーナーは限りなく黒…ってことはわかったな。





それから…血清のありかもわかったな。





へ?どこですか?





キッチンだ。シロの言い分から、血清と毒はすぐ傍にあることがわかる…それに、ここに書かれていること…「これをコックに渡そう」…「これ」は蛇毒のことで間違いないだろう。コックの日記には、それに気づいた様な記述もあったしな。





コックの部屋にはそれらしいものは置いてませんでしたし…残るはキッチン、と言うことですね!さすがアストルくん!!





なるほど…じゃあ、次はキッチンだな。行こうぜ!





OK。でも、その前に…





むむ…





あと二回くらいか…時間かかってごめんな、拍真…





日記の内容を見た拍真は、顔を真っ青にしてガタガタと震え始めるね。





っ…!!





!見せるのはダメだったか…!!





由笑!!





任せてください!!


アルセ ユエ
精神分析60→42成功



成功です!!





拍真くん、落ち着いてください…僕たちが付いてます!!





銀、さん…





血清のありかもはっきりした。お前の調子も、もうすぐ良くなるからな。





俺の、調子…?





さて、拍真は思い当たることがないようだな。





あれ?





……あ、もしかして、共有忘れか…?





そうだね…拍真の症状については、君たちがアイコンタクトで情報共有しただけで、拍真には何も伝わってないね。





早急に説明します!!!!!!





多少怪訝そうにしながらも、とりあえず納得してくれるな。





うーん…もう少しRP増やした方が良いかもしれないな…





今のところ、ほとんどリアル推理で進んでるからな…それも良いかもしれん。





ここから先は注意していきましょうか。





ああ、そうしてくれると俺も助かるよ。





さて…行き先が決まったわけだけど…そのまま向かうかい?





ああ。キッチンへ向かう。





OK!君たちは、最初に飛ばされたホールまで戻ってくるね。キッチンに入る前に、何かやっておきたいことはあるかい?





キッチンの扉に聞き耳!





OK、振り給え。


イツミ セイジ
聞き耳50→22成功



っし!!





中からは何も聞こえないね。





中身確認





厳重だなぁ…





小奇麗に片付いた、ごく普通のキッチンだね。
一部の食器が置いたままにしてあるシンク、食器棚、鍋、テーブルなどがあるよ。





よし…入るか。





とりあえず、血清がありそうな場所から調べましょう!鍋以外の所から!!!!





必死だなぁ…





まあ…あんなことがあったら、無理もないか…





そんなこと言わずに、鍋も調べて欲しいなぁ…!





サヴァラン…顔に出てるぞ…





それぞれどこを調べるか宣言して、目星ロールを振ってくれるかな?





僕はどこでもいいですよ!鍋以外の場所なら!!





じゃあ…食器棚。





俺はテーブル行こうかな♪





じゃあ、僕はシンクで!!





OK、ダイスロールお願い!!


イツミ セイジ
目星31→04クリティカル!
ホシキリ ソウヘイ
目星60→73失敗
シロガネ エミ
目星33→66失敗



まじかぁ…





…すまん。





い、いえ僕も失敗ですし…





おっしゃクリティカル!!





んーっと…とりあえず、成功の世時は…テーブルの上に、メモが二枚置かれていることに気づくね…内容は次の通り。


1枚目
「幻覚と夢は紙一重。」
2枚目
「毒による一瞬の幸せを
夢見る幻覚をさますには、
夢を見ている本人が夢か幻覚なのかを
理解しなければならない」



わかってたけど…拍真は服毒確定だな、こりゃ。





で…クリティカル…クリティカルかぁ…





お、これはもしや…





とても困るパターンだよ…





ああ~www





そうだなぁ…じゃあ…笑か湊平、どっちかの失敗を帳消しにできるよ。どっちがいい?





ぐ…これまた迷う選択を…





湊平くんの方で良いと思いますよ。シンクと棚を比べたとき、血清がありそうなのは棚の方だと思います!





それは同感だな…いいか、継承?





二人がいいなら良いぜ!KP、湊平の方で頼む!





了解。じゃあ、続けて湊平の目星結果を出すよ。





湊平は、中に液体の入った小瓶を2つみつけるよ。一つは赤いラベルで、もうひとつは黄色のラベルだ。





見つけた…!!





やりましたね!!





後は、どっちが血清で、どっちが蛇毒かってとこだが…





確認だけなら容易だ。アレがあればな…





アレ、ですね!!





KP、食器棚の中に、銀製の食器はあるか?あれば、その上に瓶の中身を少し出して変化がないか見たい。





そこまで指定されれば…さすがにロールはいらないかな…





そうだね…笑が調べていたシンクの方に、銀色のフォークがあることに気づいていいよ。





小瓶の中身を少し付ける。





赤いラベルの方は、何も変化がなかったね…黄色のラベルの方は、触れた部分がたちまち黒く変色してしまうよ。





よし…!





赤いラベルの小瓶を持って、蛇遣いの部屋に行くぞ!!





行きましょう!!これで助かります…!!





よっしゃ!!今楽にしてやるからな、拍真!!





ま、その前に恒例の判定があるんだけどね…





シルフ





OK





げ…ここでもあるのか…!





でも、これで終りです!!準備はいつでもできてますよ!!





頼むぞ笑…!!





………あ





………まじ?





も、もう何が来ても驚きませんよ…!!





………どうする?沢山あるけど、ここ。





まあ…あー…幸運、全員に振らせて貰っていいか?





あー…OK。





全員、幸運ロールを振ってくれるかな?





幸運?俺らがか?





まずいものを引いたっぽいな…振るぞ


イツミ セイジ
幸運60→98ファンブル!
ホシキリ ソウヘイ
幸運60→11成功
シロガネ エミ
幸運40→86失敗



ひええええええええええ!!!!!!!!





うそだろおおおおおおおお!!!!!!





うっわ!!!ここでファンブルはまずい気がする…!!





世時くん!!!!!





これは…





………じゃあ…





突如、世時は脇腹に激痛が趨るよ。耐久を1D4+1減らしてくれ。





っ!!!


イツミ セイジ
ダメージロール1D4+1→5
耐久12→7



最大値…!!痛い!!





応急手当!!





その前に…





何が起きたのか、君は状況を理解しようとして、脇腹に目を向けるだろうね。世時のうめき声に、他の二人も異変に気づくだろう。そして、同じ方向に目を向ける…すると…





世時の脇腹には、拍真が手にした包丁が、深々と突き刺さっていた。





っ…はく、ま…?





いやだ…もう、いやだ…!!
こんなことになったのも、全部、全部…お前たちのせいだ…そうだ、きっと、そうに違いない…!!





殺してやる…殺される前に…殺してやる…!!





拍真っ…!!





拍真くん…!落ち着いて…!!





さあ…君たちが待ち望んだ戦闘だ。
狂った彼を、全力で止め給え!


