ホシキリ ソウヘイ
DEX×3(30)→08成功



んじゃ、銀…女の子と会話するんだな?





はい!好きな食べ物とか、無難なものを聞きたいです





……………





残念だが、それは出来ないな





銀は、女の子に何度か質問するうちに、あることに気づくだろう。それは、彼女が口を聞けないことだ





えっ…?





……………





女の子は、イエスかノーの質問にしか答えられない。首を振るしか、質問に答えるすべを持たないんだ





……そうだったんですね…





ごめんね、僕、全然気づけなくて…





……………♪





女の子は気にしていない様子だ。むしろ、相手にしてくれて嬉しそうだぞ





…!





KP、イエスかノーで答えられる質問を交えながら、女の子とお話します!





わかった。せっかくだからRPしとくか





君は、やっぱり外の世界の人なの?





……?





ああ…わかんないか…えーっと…えーっと…





じゃあ…美味しいものを食べるのは好き?





♪





本当!?僕もなんだよ♪僕、物語を作る仕事をしていてね、アイデアが出なくて行き詰まったりすると、必ず行くお店があるんだ





そこのシフォンケーキがものすごく美味しくてね…もし、元の世界に帰ったあともう一度会えたら、ご馳走するよ!





……!





……♪





約束だよ!絶対だよ!!





……あ…そうだ…君、名前は覚えてる?何て呼んだらいいかなーって思って…





………?





そっか…覚えてないか…でも…ずっと『女の子ちゃん』って呼ぶわけにも行かないし……





ニックネーム、付けてもいい?ここにいる間だけ





♪





よーし、素敵なニックネームを考えなきゃね…そうだなぁ…君は…肌も髪も白いから……





お待たせん♪





……由笑のRPは素直で心が洗われるな





お前とサヴァランにも見習って欲しいな?





KP、先程の黒い本にナイフの背を擦り付ける





本は持つか?





………やむを得ないな。後で洗う





その時間もあるかどうか…





では…擦りつけた部分は、たちまち黒く変色したな





!…やっぱり毒だったか…





KP、ナイフに毒を付着させて持ち出すことは出来るか?





あくまで液体だからな。ぽたぽた落ちると思うぞ





だがKP…お前、初めて笑がこの本に触った時…『ベタベタしている』と言っていたな?





ああ、言ったが……





………はっ…!





それなら、その液体には少なからず粘性があるはずだ。コップに並々とは行かないが…それこそ、スプーン一杯ほどなら、持ち出せるのではないか?





……………





……………………………





…………DEX×3


ホシキリ ソウヘイ
DEX×3(30)→08成功



…………持ち出せたな





中央の部屋に戻るぞ





描写を丁寧にしすぎたか…今度は聞かれるまで控えるようにしよう…





ほい、最後!





待ってました〜!





さっき笑が失敗してた調理台を目星!


サバキ ラン
目星51→91失敗



っっっぶな!?





何も見つからないな





幸運!!幸運振らせてくれ!!





許可しよう


サバキ ラン
幸運65→08成功



よし!!!!





なら…諦めてその場を去ろうとした然木の目の端に、小さな紙切れが映る





拾って読むよ!





内容はこんなのだな


大事な 調味料は 現在 在庫切れ



大事な調味料…変色しなかった銀食器……





なるほど、そういう事か…KP、俺も中央の部屋に戻るよ





おう。んじゃ、このまま合流RPを頼む





待たせたな。単刀直入に言う。あの黒い液体は毒だった





うえ…やっぱりそうだったんですね…舐めたりしなくてよかった…





蘭の方は何かあったか?





ああ。このメモが落ちていたよ





……なるほど。調味料、な…





……あの本に書かれてた、『ちゃんとしたスープ』を作るのに必要なものってことですよね…うーん…雪ちゃん、何か知ってる?





雪ちゃん?





うん、この子の名前。全身真っ白だから、雪ちゃん!





♪





そんな安直な…





それで…知ってるかい?





………





女の子…改め雪は、星霧のことをじっと見つめるな





アイデア振らなきゃダメか?





いや…このくらいなら気づいてもいいだろう。





本の毒…





KP、湯気の状態は?





かなり薄くなったぞ。もうすぐ冷めてしまいそうだ。





具体的に言うと、あと技能三回くらい使ったら完全に冷める





ギリギリじゃんか!!





毒まみれのナイフをスープに浸けるぞ





毒は赤いスープに溶けていったな……さて…





毒入りスープの完成だ…飲むか?





もう飲むしかないだろうね…走って調理室からスプーンを持ってくるよ!





その行動をさっき星霧にやって欲しかった…





然木が戻ってくると、スープの湯気は本当に薄くなってしまっている…飲むか、飲まないか…すぐに決めないと、あるいは……





飲む!





飲みます!





飲む!





あっ…自分で飲む前に…雪ちゃんにも、飲むようにお願いします!!





すごく嫌そうだが、従って飲んでくれるぞ





雪ちゃん…!





全員スープを飲んだな?





ああ





はい…





飲んだ





なら…まず、星霧はアイデアを振ってくれ





アイデア…?


ホシキリ ソウヘイ
アイデア70→53成功



これ…成功しちゃいけないやつな気がする…





ご名答。お前は、このスープのどろりとした舌触りと臭いで、その正体気づいてしまうな…





全員SANチェック。星霧は1D3/1D8、あらかじめスープの正体を察知していた然木と銀は、1/1D6の減少だ





知っておけばよかったのか…!?





でかい…!


サバキ ラン
SAN64→23成功
減少値1
64→63



よっし…まだ行けるね





狩り立てる恐怖でも、血液のスープでも1…チャウグナー・フォーンも見せてやりたかったなぁ…


シロガネ エミ
SAN46→99ファンブル!
減少値1D6→5
46→41



ひえっ!?





良かったな。みんな仲良くファンブルしたぞ





あ、アイデア…ですか…?





いや…カットでいいぞ





…?


ホシキリ ソウヘイ
SAN59→89失敗
減少値1D8→5
59→54



ぐっ……





よかったな!ワンチャン発狂だったぜ!!カットだけど!!





嬉しいような嬉しくないような!!





安心してくれ。代わりと言ってはなんだが…





全員、POT25との対抗ロールが待ってるぞ♪





!?





!?





!?





POT25…!?





高すぎる…!!


サバキ ラン
自動失敗
シロガネ エミ
自動失敗
ホシキリ ソウヘイ
自動失敗
雪
自動失敗



自動失敗…





そんな…





では…





お前達は、幻覚を見て、呼吸と心拍が激しくなっていき、一分以内に心臓は疲れ果て、即死する。





……ロスト…?





探索不足か…失敗したなぁ…





人の話は最後まで聞くもんだぜ?





?





意識を失う直前、お前達の視界は真っ白に染まるな。そして、吠えるような声で、こんな言葉が聞こえるだろう





勇敢なる者よ!現へと還るがいい!





!





!





!





次に目を覚ました時、お前達は昨夜眠っていた場所で目を覚まし、無事朝を迎える。
あの妙な部屋は何処にもなく、探索者達が夢の中で負った怪我は全て消えているだろう…





………おめでとう、シナリオクリアだ!





さて…クリア報酬や技能成長と行きたいところだが…





ここはストリエ…ゲームシナリオだけでなく、物語も投稿しなきゃ、意味が無いよな?





ここからは、完全に妄想で作ったエンディングだ。蛇足が嫌な読者さんは次の章に飛んでくれ





でも、もし少しでも気になってもらえたなら…見て行ってくれると、凄く嬉しいぜ!


エンディング



夢で奇妙な再会を果たしたお前達は、久しぶりに連絡を取り合う。そこで、不思議な夢を三人全員が見ていたことを知り、互いに驚くと同時に、少しばかり嬉しくも思うだろう。





久しぶりにどこか度落ち合って、ゆっくり話したいという銀の提案で、お前達はあるカフェに足を運ぶことになる…そこは、粗挽きコーヒーと甘さ控えめののシフォンケーキが売りの店だ





ふふっ、こうしてまた現実でも集まれるなんて…なんだが楽しくなっちゃいますね!





あれはひどい夢だったからな…あんな夢は、二度とゴメンだ





そういえば…雪ちゃんは無事に帰れたかな?誰か見てないかい?





それが…僕はまだ…





……あの子はやっぱり…あの空間に作られた、虚構の存在だったのかもな…





………





きっと帰れてるって!まだ会えてないだけで!!ほら、シフォンケーキ食べよう!!せっかく焼きたてなんだから、暖かいうちに!!





そうですね…ここのシフォンケーキ、本当に美味しいんですよ!





銀がケーキにナイフを入れようとすると、足元に何かが当たる気配を察知する





うん?なんだろう…





確認してみると、それは薄汚れた猫だった。元々白いハズの毛並みは、砂埃にまみれて灰色がかっていた。





うわぁ!猫だぁ!





おい…テラス席とはいえ、一応飲食店なんだぞ…バレないようにしておけ





目が赤いね…アルビノかな?





いい匂いにつられちゃったんだね…食べるかな…?





銀がシフォンケーキをちぎって猫に差し出すと、彼女はそれを美味しそうに食べる





食べてくれたよ…!美味しい?





猫は一声鳴いて、『もっと』とねだるように銀の手に擦り寄ってくる





~~!この子、野良でしょうか…?うちの子にしてもいいでしょうか…!?





笑とその子がいいなら、いいんじゃないのか?





あっ、じゃあ、名前決めなきゃね!何がいいかなぁ…





……もう決まってます、一目見て、分かりましたよ





そう言うと、銀はいっそう笑顔になって、その猫に呼びかけるだろう





ね、雪ちゃん


