前回までのあらすじ
前回までのあらすじ
謎の男、狼少年のスタンド能力『ウルフ・パレード』に苦戦を強いられる赤ずきん!
しかし、彼女が持つ鋼鉄の精神は砕けないッ!



なあ、狼少年って知ってるか?
嘘つきの少年は「狼が来たぞー」って叫んでよお。





それを何度も繰り返したら、誰もそいつの言葉を信じなくなった。
だが、ついにその時が来る。





3回だ。
俺の『ウルフ・パレード』は、3回繰り返した奴にオートで食い掛かる!





聞いてもないのに自分の能力解説し始めた。
悪手だよね?





いや、悪人としては100点満点の台詞だよ。
そして、味方の僕は左側に移らせてもらう。





気に入らないわね。
いきなり襲われる理由は何かしら。





よくぞ聞いてくれた。
俺はさるお方の命で動く四天王の一人!





イソップ物語代表として、
『いつもの4人』を始末しに来たのだッ!





あー、そういう遊びか。
やれやれね……





ああ、こんな時に白雪姫ちゃんがいれば。





グリムが64、アンデルセンがプレステなら、イソップ物語はせいぜいセガサターンね。





って、言ってくれるのに……





イソップ童話に対しても、セガに対しても失礼だなそいつ!





サ○ラ大戦は好きだ。





聞いてない。





とにかく、要は3回繰り返さなければいいのね。





そうだ……
出来るものならなァ!





ステッペンウルフ!!





ウルフ・パレード!!





ガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガル!!





ガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガル!!





くっ、やるじゃない・・・





お前もな・・・





いや、別の物語でやれよ!





だが、【ウルフ・パレード】には能力がある。
力は互角でも、3回繰り返せば終わる!





そこまで言われて誰が繰り返す!





そこまで言われて誰が繰り返す!





いや、繰り返すのかよ!





ちっ、2回で止まったか……





危なかった……
よく分からないけど、何となくそれとなく繰り返してしまったわ。





そのあたりの設定はガバガバなんだ……





仲間の力で踏み留まったってわけねぇ。
だが……





次で終わりだァ!





次で終わりだァ!





次で終わりだァ!





ハッ!?





グオオオオオォォォ!!





なにぃぃぃ!!





ぐおお……なぜ俺を攻撃する!
なぜ俺が3回繰り返した!





簡単なことさ、僕の笛の音は人を操る。
キミはそれを聞いてしまったんだ。





摩訶不思議なハーメルンの笛吹き男。
そう……





僕はフエフエの実の能力者。





うるせーよ。





ま……参ったぜ……
こんなところで果てちまうなんて……





ぐふぅ……





…………





…………





満足した?





おう!





優しい世界だ。





…………





…………





今回、つまんね。





狼少年 再起不能(リタイア)


