良太は中学二年生の春を迎える。ドアの前に立つ。
良太は中学二年生の春を迎える。ドアの前に立つ。



行きましょう!!アルゴ先生!!





そろそろ、自分でできるんじゃないか?





そうかも・・・






あれ・・・?





くそ、動かない!!





ポンコツ!!





はい・・・
僕はポンコツです・・・


アルゴの力をかり、扉を開けて外に出る。



すっかり春だね♪





もう、春はいい





そういわれても・・・四季があるから





情報に更新する意味がない





そうかな・・・毎年少しづつ違うよ





気温とか天候とか湿度とかどうでもいい





景色とかもかわるのに・・・


学校に着く。2年生のクラスである。



おはよう





おはよう





おはよう


全員一緒のクラスになれた。



2年生か・・・先輩と呼ばれる存在か・・・





お前を慕うなんてバカしかいない





バカも成長はするの!!





どうだか・・・年が上なだけだろう





最近、悪口が多いぞアルゴは・・・





電流の刑か?





思考まで介入されたら、逃げ場がなさすぎです。アルゴ警部!!


担任の教師も引き続き同じ先生だった。



じゃあ、委員会をきめなきゃな♪





ハイ





やりたいやつは手をあげろよ♪


そして、色々な委員会を決めていく。



学級委員は・・・っと・





誰か・・・手をあげないかな・・・





お前が上げればいいんじゃないか?





僕は・・・無理だよ





権力が手に入るぞ





クラスでトップだ!!





下僕が増えるな!!いいぞ、それは!!


アルゴの電気信号が炸裂し、良太の右腕がピンと伸びる。



アルゴーーーーーーーーーー!!





俺の配下を増やすためだ!!働け下僕!!





口が過ぎるぞーーーーーーーーーー!!





おっ!!良太かいいぞ。あとは女子だな





ハイ!!


美紀が勢いよく手をあげた。



じゃあ、二人に決定だな





は~い





いいぞ、良太♪





うううう





やった!!
勝ち取ったー!!
アイムウィナーーー!!





くそーー!!
アイムルーザーーーー!!





俺はキングだな


前に出る二人。



それじゃあ・・・細かい係を決めます・・・





黒板に書いてくね♪


防災係にあの男が手を挙げる。
叫びながら手をあげ、席を立つ。



俺しかいないーーーーーーー!!





決定ね・・・あんたしかいないわ・・・





お前しか・・・いないよ・・・そんな熱意のある防災係は・・・


そうして、係も決定する。



ふふふ





けど、ほんと好きね。





・・・





あぁ・・・学級委員なんてやりたくない・・・





当たり前だ!!消防法も勉強中だからな。消火器の点検ぐらいならできるぞ





すごいな、公太!!





えっ?





あれが、粉末系消火器だ。そして電気火災に二酸化炭素の消火器をつかう





自火報感知器にもいろいろな種類があるぞ!!





バカのくせにやるわね・・・・そこまで知りたくないわ・・・





僕もあまり・・・興味がない・・・





じゃあ、おかしだな。おさない、かけない、しゃべらない!!





料理のさしすせそは?





さとう・・しお・・・すし・・・セロリ・・・





そばだ!!





後半適当だな・・・セロリって・・・





やはり、公太ね・・・





あほだな・・・


帰り道公太と話す。



あぁ・・・





どうした元気ないな?





色々あってね・・・電気信号が意思を無視するんだ





電気信号?





まぁ、良太ならいい学級委員だな♪





えっ?





良太は意外と指示ができるからな





・・・そうかな・・・





お前ではないな。大丈夫だ。いつも通り、俺が指示をだす





わかってます・・・王様


布団でアルゴと話す。



王様だ~れだ!?





アルゴ様です・・・





ふむ。今日の感情を申し伝えよ





ご報告させていただきます・・・・





今日の感情は・・・反逆です・・・





・・・反逆か・・・覚えとく





王様に対していい度胸だな。電流の刑に処す





うぎゃあーーーーーー!!


『反逆』
国や主君や世間などにそむいて逆らうこと
