3学期が始まり。雪が降る。
3学期が始まり。雪が降る。



今日は雪だから気を付けてね





うん♪気を付ける


良太は外に出ると、少し雪が積もっていた。



雪だ~♪





雪か・・・これが





アルゴは初めてだね♪





そうだな


雪の上を楽しそうに歩く、良太。



ザクザクいうこの感触がいいんだよ♪





俺に感覚はないからな。わからん





そうか・・・アルゴもいつか楽しめたらいいのにね





感触など無意味だ・・・
いや、情報のひとつか





そうだよ♪肌で感じたり、耳で聞いたり





欲しいな・・・感触が





パーツが必要だったら言ってね♪





当たり前だ!!何度も手助けして、貸が無限にできていくからな





そう・・・・ですね


教室につくと暖房が入っていた。



あったかいな~





おう、良太!!





おはよう、公太!!





雪は嫌い・・・





えっ?





だって、寒いし・・・
凍ってすべるし





けど、楽しいよ♪





う~ん。良太君がそういうなら・・・そうかも





悪い部分の方が多いと思うがな。お前らにとっては





そうかな?





転んで死ぬ奴もいる。
埋もれて死ぬ奴もいる。
寒さで死ぬ奴もいる





そうか・・・
アルゴのいう通りかも・・・





まぁ、俺には関係ないがな





冷たいなアルゴは・・・





金属が冷えてるか?





そういう意味じゃない・・・・


昼休み、クラスで雪合戦をすることになった。



おし、やるぞ!!





公太・・・危険だな・・・





えっ?





手が冷たいな・・・触りたくないな





正しいな。雪には微細な雑菌や埃、花粉やスモッグなど様々な有毒・有害物質が含まれているので衛生上よくはないぞ





・・・現実主義だね・・・


雪合戦が始まる。公太とは良太は違うチームになる。美紀とは一緒だった。
公太の球が次々、仲間を襲う。



どりゃ、せい!!





ぐお!!





やっぱり、公太は危険だ!!公太と雪は危ない組み合わせだーーー!!





あれは食らったらダメージを受けるぞ!!





致命傷になるかな・・・?





当たり所によっては・・・即死だな





頭をガードします!!





おりゃーーーー!!





きゃーーーーーーーーーーー!!





うるさいぞ





ここまで、逃げてくれば・・・さすがに公太も





?





あれ?


美紀が一人隠れていた。それに気づく良太。



末永さんどうしたの?





何が楽しいんだろう?





えっ?





だって、これ皆が靴で踏んだやつだよ・・・服汚れるし







えい♪





きゃっ!


良太は美紀に雪玉を軽くなげる。



ひどい・・・良太君!!





投げ返していいよ♪





この~


美紀は良太に雪玉を投げる。良太は避ける。



えい!!





当たらないよ♪





当ててやるんだから!!


そして、良太と美紀のおいかけっこのような、雪合戦が始まる。



あいつら、同じチームだろう・・・





待てーーーーー!!





いやだよ♪





二人で楽しんでるな・・・ずるいぞ


美紀はいつの間にか、雪合戦を楽しんでいた。



くだらないな





いいんだよ、くだらなくて!!





うん?





くだらないことが好きなんだよ、僕は♪





わからんな





待てーーーーー!!


午後の授業が始まる。寒いところから、暖房のあるところに移り、みんな変化を見せる。



みんな、真っ赤だな♪





ハイ!!





良太君のせいだよ!!





けど、楽しかったでしょ?





う~ん・・・





う~ん・・・





そうかも♪





後半お前らだけで遊んでたからな・・・





////


放課後の帰り道で公太と話す。



公太は・・・雪は・・・扱わない方がいい・・・





なんでだ?





危ない・・・公太の球は





そうか・・・





加減を覚えたほうがいい!!





苦手だな・・・加減は





・・・


布団に入りアルゴと話す。



きょ、きょ、きょ、今日の





あっ、あっ、





か、か、感情は♪





ラップだね!!





そうだ!!





今日か・・・





公太のせいで・・・危険・・・いや違うな・・・末永さんをからかってしまったから・・・





いたずら心かな・・・





いたずら?





いたずらごころか。覚えておく





あれ・・・これって・・・
アルゴが覚えたら・・・





僕がいたずらされるんじゃ・・・





しまったーーーーーーーーーーー!!


