タツキがちいさな子どもがおつかいに行く、という番組を見ながら私にそう問いかけた。



ねえ、子ども、何人欲しい?


タツキがちいさな子どもがおつかいに行く、という番組を見ながら私にそう問いかけた。



う~ん。二人は欲しいな。できればお兄ちゃんと妹





お兄ちゃんがいいの?





うん。お兄ちゃんいないから憧れてて


いつも、同年代で上の兄弟の話をしている子たちがうらやましかった。



そうなんだ。……きっと女の子だったら、ミユに似てかわいくなるな





ふふ。男の子は多分タツキに似てやんちゃだろうね





かもな。一緒にスポーツしたいな





お弁当持って公園でピクニックもいいね





うん。いいね


そんな話をしていると、タツキと結婚した未来の想像がどんどん大きく膨らんでくる。
タツキと結婚できたら、私はきっと幸せだ。これ以上の幸せは、私にとってこの世には存在しないと思う。



タツキ、大きくなったら嫁に出したくない~!って泣いてそうだね





うん。俺絶対泣く。自信あるもん


ふふふっと、二人で目を合わせて笑いあうと、どんな困難でも乗り越えられる気がした。二人の未来のために。
