佐藤と鈴木は横並びで歩いて現場まで向かっていた
佐藤と鈴木は横並びで歩いて現場まで向かっていた



しかし、大変ですね、救助、護衛、殺し
佐藤君、通常の仕事より生存率60%は切ったような話しですよ?





そうだな、基本は殺して現場をすぐ離れるのが俺達だからな、挙句、人ひとり守りながら同じ現場で人を殺す、朱雀さん達はいつもこんな仕事してるのか、、





僕らはその弟子ですから
師匠の期待には答えなきゃです
後、佐藤君





なんだ?





基本は僕が前に出て護衛の人達を殺します
佐藤君は僕の援護をお願いしますね





援護?俺がか?





佐藤君のオモチャみたいな道具じゃ、殺しきれるかわかったものじゃありませんから





お前、、、
銃で人の頭狙うんだ
死ぬに決まってるだろ





いえ!
銃弾は当たらなければ死にませんから!
確実に殺すなら手が一番です!





呆れたな
お前、道具はどうした?
見た所手ぶらのようだが?





?
僕の体が武器ですよ?
言ってなかったでしたっけ?
白虎流の殺しは素手ですよ?





、、、、
お前よく今日まで生きてこれたな?
相手が銃を持ってたらどう対応するんだ?





武器相手なんて石ころで十分ですよ
僕が相手に投げれば8割重症になりますから





そうは言ってもこの華奢な体格で、、、
何か秘密があるのか、、、





あ!?ねぇねぇ佐藤君!
もう着くよ、現場♡


急に声質が変わる鈴木



お前、、、





?
どうしました?佐藤君?僕がなにか?


いつもの声質に戻った鈴木



いや、、、なんでもない、、





??
ボーっとしてると死んじゃいますよ?佐藤君





やっぱり朱雀さんの言う通り多重人格か
こんなにコロコロ変わるものなのか、、


大きな屋敷の前に2人は到着した



表だけで7人か
全員銃もちの手練だな
身のこなしが違う、、、





怖気ついちゃダメですよ、佐藤君
援護頼みましたからね?


鈴木は屋敷の柵を飛び越え
表にいる護衛に遅いかかった
