またしても同じ秋山君の回答にあたしの胸は張り裂けそうになった！！
またしても同じ秋山君の回答にあたしの胸は張り裂けそうになった！！
どうして！！どうしてダメなの！！
えっ・・・いや・・・その・・・
夏目さんには僕みたいなダサい男には合わないかなと・・・
何で・・・何でいつもいつもそうやって・・・いい人ぶって断るの！これでもう三度目じゃない・・・
え、三度目・・・？
あたし・・・もう夏休みのやり直しなんてイヤ！！
あたしは人目をはばからず号泣した！
もはや周囲の目などどうでもよかった！
ちょ・・・ちょっと待ってよ！夏目さん、落ち着いて！
うわーん・・・これが落ち着いてなんかいられるわけないでしょ・・・
ねえねえ、あそこの男、思いっきり彼女泣かしてるよ・・・ひどくない？
ホントだ！！ちょっとカッコいいからってサイテーね！！
まずい・・・これじゃ僕が完全に悪者じゃないか・・・
僕はダサくて女の子と付き合ったこともないから不安で・・・
夏目さんのことも思って言ったつもりだったんだけどなぁ・・・
こうなったらもうＯＫするしかないか・・・
まあ、どうせすぐに他の男のほうが良くなるんだろうし・・・そうしよう！
夏目さん、ごめん僕が悪かったよ！
僕でよければ付き合ってください！！
えっ・・・
秋山君の突然の反応に、あたしはむしろ戸惑ってしまった・・・。
え・・・、あ・・・、その・・・
でも・・・これで全て終わりかといわれると何だか違う気がする・・・
ど・・・どうしたの？告白ＯＫしたつもりなんだけど・・・
違う・・・こんな周囲の目を気にして言ってるようじゃダメだわ・・・こんなんじゃ、また朝になったらきっと夏休みの初めに戻ってる・・・。
もっと確実に・・・間違いなくこの悪夢から抜け出せるような方法はないのだろうか・・・？
悪夢・・・そうか・・・そういうことね！
秋山君、あたしのこと本当に好きなの？
えっ・・・うん・・・まあ、付き合ってほしいと思ってるよ！
じゃ、キスして！
えええっ！！
