僕は悩んでいた。
毎日見る夢の内容に、疑問を持っていた。
あれは一体何なのか。
あの場所は?
あの子は?
一体何なんだ?



……


僕は悩んでいた。
毎日見る夢の内容に、疑問を持っていた。
あれは一体何なのか。
あの場所は?
あの子は?
一体何なんだ?



考えたって仕方がない。
まずは行動、だな。





おかしいな……
確か、この辺りのはずなのに……





おかしい……
おかしい!!


段々と大きくなる声
焦っていた……
最近、ぼんやりとした記憶に疑問を持っていた。
この喫茶店は一体何なのか。
あの子は一体誰なのか。



もう少し、探してみよう。





必死なのは良いが、せめて傘をさせ。
風邪をひいても知らないぞ?





バカは風邪を引かないというが、それは風邪を引いたかが判らないだけで、実際は引いてるらしいしな。





し、織江さん!!





なんだ?犬みたいな反応をして





いや、最近姿を見せなかったから……ってあれ?なんで君のことを知ってるんだ?
名前も……





そうだな、とりあえず、君には説明しておくべきかな。
その前に……





屋根のある場所に行こうか。





そうですね。
強くなってきたし……雨





妙な場所だな。





ファミレスだよ。


びしょ濡れだったのと、昼食を食べてなかったのを思い出し、近くのファミレスに寄った。
織江さんは初めてだったようで、少しキョロキョロしていた。



さて、どこから話そうか。
まずは、そのもやもや感……とやらについてだが





簡単にいえば記憶の改竄による矛盾のせいだな。私のことを忘れていた。というのに、あの喫茶店には行っていたのだろう?
接点がないのになぜ知っている?と言った些細な疑問がふくらんだものだ。
現に、今はすっきりしてるだろう?





なるほど……わからん
大体、あの喫茶店もそんな特殊な場所じゃないでしょう?





あぁ、生きた人間が来る場所ではないがな。





それって、まさか……





人が最後に来る場所だ。





君も……あのまま居れば死んでいた……





なんてな。そんなわけ無いだろう。





え?





最後に来る場所ってだけで、そんな場所ではないさ。
人生としては全うして、ただただゆっくりするために作った場所だ。





誰もいなかったけど?





君は霊感がないようだからな。
見えなかったんだろう。





もちろん、君がつぶやいていたクソポエムも聞いていたぞ。
バッチリ座っていたからな。





いつの間に……





大半、ずっといたよ。
まぁ、君は気づかないし。飽きて仕事してたがな。





ちなみに、仕事に事は言わないがな。
流れで言うと思うなよ。馬鹿者が……





じゃあ意味深に残さないでください。
とっても気になるでしょうが!!





じゃぁ、喫茶店のオーナーということにしておいてくれ。
その方が楽だ。





さて、短冊に願い事を書きに行くぞ。一君





それ、子供限定ですって……


