翌日――
翌日――



何ぃ!部室に空き巣が入ったぁ!!





そうなんです!それで昨日拾ったチップがどこにもないんです・・・





犯人が証拠隠滅のために盗んだと考えるのが自然だな





ずいぶんと内部事情に詳しいんだな・・・





ふざけた野郎だな!ナメやがって!





これだけじゃ役に立たないかもしれんが・・


写目はポケットから写真を取り出した!



これは昨日の電子部品の写真じゃないか!





念のため撮影しておいたんだ。お前らにやるよ





さすが写真部!ありがとう!





我々も引き続き調査を続けるつもりだ


その日の放課後、小林は安見に電子部品の正体が判明したことを告げた!



ええッ!あの部品の正体が分かったのか!





画像検索したら出てきたんだ!人型ドローン操縦用の特殊な制御モジュールだ!





ロボコンに出場する学生くらいしか購入する者がいない、用途の限定されたパーツだ!





なんという都合のいい設定・・・ご都合主義の極みだな・・・





まあいい。どこで売っているのかわかるのか?





店で買う場合は、隣町のトロロボット商会だな





よし!ロボット部の連中も連れて聞き込みに行こう!





いや、それはやめよう!





な、なんだって~!





あいつらは信用できない!何か隠しているぞ





確かに・・・俺たちだけのほうがよさそうだな


こうして、安見たちは隣町の『トロロボット商会』に聞き込みに向かった!
