ある日、香夜に電話がきた
ある日、香夜に電話がきた



お母さん、帰国するんですか...?じゃあ、寮に来て優翔くん達と会ってみてくださいよ!





ん?香夜のお母さんが来るって?





そうなんですよー!仕事で日本に来るから会いに行くって。





そうなんだ。


香夜の家族には会ったことがないからな...
あれ?俺にも電話?



おう優翔!久しぶりだな。





父さん、急にどうしたんだ。





そろそろ決めてくれるとありがたいんだが...嫁を





そんな簡単に決められるものじゃないのに。





いや、母さんもうるさいし、早めに...グハッ!





優翔、母さんはうるさくないですよ?


あ、父さん殺される...トラウマになりそうだから切るか



あ、はい。じゃあ、切るよ。





お父さんと電話ですかー?





ああ、母さんもいたけど、


あ、でも1人犠牲になった。



どんな内容だったんですか?





早く嫁を決めろって...あ。


候補の前でこんなこと言ったらダメじゃなかった?



そ、そうなんですか!?私は、た、楽しみです!!


な、何が楽しみなの?
少し戸惑ってしまったが、この日常がやはり楽しいのである。
