5月3日
5月3日
今日は(なぜか)俺の家でゲームをすることになった。



お邪魔しまーす





お邪魔します





チース





赤崎、行儀悪いよ





和咲って母ちゃんみてーな





ええ?!
それどういうこと?!





え?
口うるさいっつーか





うち今誰もいないから気にしないでいいよ





あ、そーなん





赤崎が一緒に遊ぶなんて意外だな





新乃がいるんならな





・・・


玄関口でえらい騒がしいことになってたので、さっさと奥に入ってもらう。



これみんなからお菓子と飲み物買ってきたよ





ありがとう、グラス持ってくるから先リビングで待ってて





僕普段スマホゲーくらいしかやらないから楽しみ





オレ格ゲーがいい





新乃はゲームする?





・・・


この賑やか感は中学以来でなかなか楽しい。
高校は親の都合で引っ越して、それまで住んでいたところから県を越えてしまったから、中学の友人ともなかなか会えないし。



はい、グラス
にーのはあんまゲームやらなそうだな





これソフト?





そう
でもほとんど一人用だよ
大人数のは・・・スマ○ラくらい?





スマ○ラってお前、これ一番古いやつじゃん





わー、本当だ
親戚の家集まる時によくやるー





これでいいんじゃない?
4人用だから交代でやろう


そんな感じでスマ○ラ大会が始まった。
ほとんど初心者ばかりで、そんなに大差なくみんなで盛り上がった。



にーの下手くそだな





・・・





赤崎は手加減してよ





お前ゲームで手ぇ抜くとか一番ねーぞ





まあまあ





じゃあにーの、一緒にやろうか





・・・


俺はにーのとソファの間に入り込み、にーのを抱くようにする。
肩口からにーのの手元を覗く形で出来上がりだ。



俺スティック動かすからにーのボタン押して?





それ逆にやりづらくない?





じゃあ赤崎はハンデで片手操作





舐めんなよ?
お前らなんて片手で完封だから





じゃあ負けた人罰ゲームね





え





はいスタートスタート


結局二人羽織プレイは無謀で、俺とにーのが最下位になった。



罰ゲーム!





罰ゲーム!





赤崎と和咲、ずいぶん仲良くなってる


赤崎と和咲は俺たちに何をやらせるかヒソヒソ話あっている。



嫌な予感





つーかさ、お前ら付き合ってんの?





え?





そーそー、二人すごい仲良いよね


何でそんな話になったのか、よく分からないが俺はにーのに聞いてみる。



俺ら付き合ってる?





・・・





だよね





あ、でもさ、付き合ってみる?





・・・





にーのは俺のこと嫌い?いや?





・・・





じゃあ決まりでいいじゃん





お前・・・





チャラいね





新乃?
嫌なら断っていいんだよ





・・・


とりあえず保留になってしまった。
つづく
急な展開で何だかギクシャクしてるかも?



また見てね


