清水の部屋から出た後ダッシュで僕はなさんの部屋に向かった。
ドアにはメッセージが貼ってあった。
清水の部屋から出た後ダッシュで僕はなさんの部屋に向かった。
ドアにはメッセージが貼ってあった。
ラウンジで待ってるね
VIP用ラウンジの個室に通されると、はなさんは、黒のワンピースを着ていていつもとちょっと雰囲気が違い、なんだかとても大人の女性という
感じがした。



いらっしゃいませ、何名様でしょうか?


僕は、思わず吹きだしてしまい



ぷっ


大声で笑ってしまった。



ああ、ひどい~そんなに笑わなくてもいいのに~ぶう~





いやごめん、でもどうしたの、その服?





似合わないかな?





いやっそんな事無いよ、とっても、似合うと思うよ。大人の雰囲気だね


顔が紅潮してくる。。



えっと、、、、ありがとうね、へへ、ちょっと荷物になったけど、持って着てよかった!


その後は、学校の事を話したり、清水の悪口を言い合ったりした。
あまりに調子に乗りすぎた僕は、持っていたジュースを服にこぼしてしまったのだが、



ああっしまった~まあいいか、





いや、よくないよ、早く染み抜きしないと、落ちなくなっちゃう、チョット待っててね


はなさんは、ウェットティッシュを丸めて、手際よく染みをとっていく、



ありがとう、上手いね、





親の仕事の手伝いで、ソファーとかの染み抜きとかよくやっているから、


こんな近くで、顔みるの、校門のところで、抱き付かれて以来だな、でも、良くみると、本当に整った顔だよな、可愛いなあ、こんな女の子と話せてるなんて、その後の言葉が思わず、口に出てしまった、



信じられない、





本当だよね、こんなに、染みがついちゃうなんてね、





あっいや、そうじゃなくて、





えっ?違うの?





あっいや、その、僕みたいなのが、田中さんみたいな、あの、き、綺麗な人と、その、話せるなんて、5月まで、想像もできなかったから、


はなさんは、顔を、赤くして、少しはにかんで、



ありがとう。私も同じ位かななんて





あっ後、松くん、田中さんって言うのは、ちょっとどうかなあって思うんだけど、





じゃあ、はなこさん、





それは、トイレのはなこさんみたいで、小学生の時虐められたから、やだな、





うーんじゃはなさんは、どうかな、





うん、まあそうだね。それで、いいよ、





じゃあ、松くんの事も下の名前で呼んでいい?





もちろんだよ





じゃあ、こうくん、でいい?





うん、良いよ。





明日から大変だろうけど、頑張ろうね、こうくん、





そうだね、はなさん。


