次の日、学校を休んでしまおうと強く強く思った。
けれど、そんなことをしだしたらキリがないのは分かっている。
死にたいとずっと考えてしまうほどには辛いのだけれど、実際に死ぬだなんて出来ないし、しない。
普通に登校せざるを得ないのだ。
次の日、学校を休んでしまおうと強く強く思った。
けれど、そんなことをしだしたらキリがないのは分かっている。
死にたいとずっと考えてしまうほどには辛いのだけれど、実際に死ぬだなんて出来ないし、しない。
普通に登校せざるを得ないのだ。
教室、渡くんはまだ来ていない。



おは、尚。





うん。


いつも一緒にいる佐藤藍に声をかけられるが、空返事しか出来ない。



なに、その元気のなさ。





ちょっと今、死にたいんだ。





え、どしたの


佐藤はこれでもかっていうくらい、消えてしまいたいと思ったこと、
と、途中まで言いかけた時。



おはよ、青木さん。


急に後ろから声が降ってきた。



おはよー斗真くん。


佐藤が私の後ろに向かって、笑顔を投げかけた。



ん、おはよ。





オハヨウゴザイマス、


少しだけ振り返って目も合わさずにいった挨拶は、
小さすぎて消えかけていたけれど、
そんな私の声を聞いて、



、っ


頭をポンポンと撫でて、じゃあまた。だなんて渡くんがいうから。



ちょ、尚!どういうこと!?


消えたいという思いは増すばかりだった。



いつの間に仲良くなってるの!?


と、驚いた顔をする佐藤にため息をつく。
違うの、仲良くしたかったわけじゃないし、そして仲良くもない。
考えれば考えるだけ憂鬱になる。
もし、こんなこと、渡くんが広めでもしたら…、
私の生活は間違いなくつんでしまうだろう。
そんなことを考えて、鳥肌がたった。
