…それにしても広いな。
どこから探そう…。
…それにしても広いな。
どこから探そう…。



…とりあえず。


俺はそばにあった箱の中を見ることにした。
…ずいぶん錆びているな。
開くかな…。



…開くのかよ!!


俺は箱の中を見てみた。



…っ!!


…中に入っていたのは…。
…血が付着したナイフだった。
…なんでこんな物が…入っているんだ…。
俺は何か他に入っているか見てみた。



…なんだ…この”緑色の液体瓶”。


液体瓶の底に何か書いてある…。
…どうやら説明書のようだ。
゛この薬は飲むと魔法が使用できます。゛
…なるほど。
要するにこれを飲めば…”魔法”が使えるってことか…。



…嘘くさ。


…ん?下の方に何か書かれている…。
”注意…副作用があります。
例:一時的に獣化、妖精化、その他
大変危険な薬品ですのでご考えの上、お飲みください。”
…そう書かれていた。



…一時的ってどのくらいだ…?


俺は飲むか迷った…。



うわっ…!?


…突然目の前を横切ったのは普通の白い鳥だった。
久しぶりだ…普通の生き物見たの…。



お?


その白い鳥が止まった場所に…゛金の卵゛らしき物がある…。



…見つけた!白い鳥、ありがとうな。


俺はその場に向かった。
…けれど、次の瞬間ー…。
…鈍い音が聞こえた。
…俺の目の前に写ったものは



クアアア…。


無惨な姿になった白い鳥と
…黒い鳥の姿だった。
ー続く
