


おはようございます、プロデューサーさん





プロデューサーさんは甘い物って、お好きでしたっけ?





はい、これチョコレートです





いつもありがとうございます。
感謝の気持ちをこめて、差し上げます





ええ!? 急にどうしたのかって?





もう、バレンタインデーのチョコに決まってるじゃないですか





そ…そんな神妙な顔をしないでください
まったく特別な意味はないですから!





もう! そうやってからかって…
いらないならあげません





? くんくん…





あの、プロデューサーさん
先ほどのチョコレートの包みって、もう開けましたか?





何やら美味しそうな香りがするような… これは…給湯室からでしょうか…





うまくいかなーーーーーい!





この声は…!?





あ、プロデューサー!
来てたんだ





今ちょっと忙しいから、用事ならあとにしてくれる?





ありすちゃん!? 給湯室で何をしてるんですか?





な…なんでもないもん!
チョコレートなんて作ってないから!





ここはしばらく立ち入り禁止なんだから!
出て行って! さぼってないで、仕事をしてきなさーーーい!





ああっ、追い出されてしまいました





何やら一生懸命お菓子作りをしてるようでしたね





あれは…きっと…うふふっ
詳しくはあとのお楽しみにしましょうか





……うーん、これでいいのかしら…
美雪に聞いたレシピの通りにやったけど…





どれどれ…ちょっとだけ味見…





……!!!





なにこれ! あまーーーーい!
おいしーーーー☆





これなら文句ないわね





ありすがすっごくがんばってるんだもん、文句なんてぜーーったい言わせないけど





きゃっ! わわっ!
チョコレートを溶かしたボウルが…!





あーーーーん!
もう いやーーー!


