前回までのあらすじ。
フラフラ大学生のボクは宅配されてきた見習い魔法使いを立派な魔法使いになるように育てろという天誅を下された。
前回までのあらすじ。
フラフラ大学生のボクは宅配されてきた見習い魔法使いを立派な魔法使いになるように育てろという天誅を下された。



そーいうわけだから、見習い魔法使い、ボクは君を育てる





うん!





此処は魔法の国とは違う。だからまずこの世界のルールから教える、いいな?





うん! でもあのねお兄さん、ひとつ訊いてもいい?





なんだ?





わたしね、この世界の予習してきたんだ





ほう、立派だな





でね、この世界にも魔法使いっているみたいなの





・・・うむ





なんでも、『ドーテイ』って人が三十歳になると魔法使いになれるんだって! すごいね!





うん、まあ





ところでお兄さんって、『ドーテイ』なの?





!?





もしお兄さんが『ドーテイ』なら、あと十年で魔法使いになれるね!





あくまで可能性の問題だな





で、お兄さんは『ドーテイ』なの?





・・・・・・


我が家の教育方針は決まった。
【その一、余計な性的知識を教える可からず】



ねえねえ! お兄さんって、ドーテイ?





しつこい!!!!


