それじゃあ第2話始めるよ。設定は第1話の二日後ぐらいということにしておく。
それじゃあ第2話始めるよ。設定は第1話の二日後ぐらいということにしておく。



こんにちは。





お、来たね。じゃあ早速だけど第2回勉強会始めるよ。今回のテーマは昔懐かしのウォークマンについてだ。





名前は聞いたことあるんですけど実は実物はあんまりはっきり見たことないんですよね。今は携帯があるからそれで補えちゃいますからね。





だが音楽を携帯するという文化を作った出発点という風に捉えれば紛れもなく現在に与えた影響は大きい。現在でもフラッシュメモリーを内蔵するタイプのものは十分売れているしな。必ずしも過去の遺産ではないってことだ。





なるほどー。で、今回はどんなことを調べるんでしょうか?





 今回はまあこんな感じかな。
 お題① ウォークマンを最初に作った企業は?
 お題② ウォークマンの記憶媒体の種類をとりあえず3つぐらい調べてみよう。
 お題③ ウォークマンのシェアを急激に奪った商品は?
 お題④ 音楽がダウンロードされると印税というのが発生する。印税の種類にはどんなのがある?
 ④はもしかしたら調べられないかもしれないが前回同様1時間あげるからまあ頑張ってくれ。





はーい。


1時間後



とりあえず調べられることは調べてみましたけどやっぱこれ大変ですね。





まあそう言わずにとりあえず分かることから発表してみてよ。





まず①ですが作ったのはソニーですね。これはわりと有名だから知ってます。制作はチームで行われたようなので絞りきれそうにないですが代表者はソニー元代表取締役の黒木靖夫氏だということがわかりました。製作者については初めて知りました。





OK それじゃあウォークマンの記憶媒体の種類についてはどうかな?





あんまり見たことないけどウォークマンといえばやっぱりカセットタイプだと思います。ほかにもビデオテープタイプやMDタイプというのもあったみたいです。





いろいろなタイプがあるけど時代の流れに逆らえず消えていったらしいからね。現在だとやっぱりパソコンとの互換性があるものは生き残っている感じのようだね。今や庶民の情報源だからまあ当然といえば当然だが。





じゃあ次行こうか。ウォークマンの売上が急激に落ちた要因を作った商品は何かな?





③ですね。アップル社のipadです。ソニーが迷走している間にユーザーのニーズを上手く汲み取ってシェアを奪ってしまったようです。





んー。大体はあってるんだけど正確にはipadじゃなくてipodだな。ipadはタブレットでipodは携帯音楽プレイヤーだから全く違うものだから注意ね。





すいません。携帯もアンドロイド使ってるからあんまり詳しくなくて。





まあ次に行こうか。曲が一曲売れると音楽関係者には印税が入るけど、印税にはどんな種類がある?





④は・・・正直今までと質問の内容が変わっちゃって調べられなかったです。





 まあこれはホント難しいな。俺も調べてはみたが頭が痛くなってきた。とりあえず以下の3種類が存在する。
 著作権印税・・・作詞家、作曲家、編曲家、音楽出版社への印税。平たく言えば曲を作った人への対価。
 原版印税・・・レコード会社や芸能プロダクションに支払われる印税。(音楽出版社の場合もある)レコードやCD等を作った団体への対価。
 アーティスト印税・・・アーティスト・ミュージシャン等実際に歌う人に支払われる印税。実は印税の中では一番割合が低い。





なんとなくわかったと思うが、音楽をやってる人でも自分で作詞作曲を出来たりする人の方が印税は大きいことになる。まあ当たれば収入自体は馬鹿でかいから印税の割合が低くても恐ろしい収入が入ってくるのも事実だろう。ちょっと前だとゴーストライター騒ぎなんかもあったけどあの辺のところで印税のやりとりが正しく行われてたかはちょっと怪しいかもな。





(や、やばい。レベルが高すぎてついていけない) とにかく音楽の収入ってすごいんですね。





発明も大事だが発明によって経済にどんな影響を与えるかという視点からも世の中を見ていかないとな。今日は複雑な話になって正直済まなかった。まあ蓋を開けてみないとわからないことって多いからこのへんはなかなか予定通りにはいかないんだよな。何はともあれお疲れ様。また次回もやろうぜ。





が、頑張ります。


やっぱり部長は変わり者だったようだ。ひとつの話でも見方を変えると全く別の話になってしまうんだという教訓になったのではないだろうか。
