天然系4コト漫談りょなりょな!
天然系4コト漫談りょなりょな!
りょな :主人公。名前に意味はありません。
そんなアレな言葉も知らなかったんです。
ミスター:女性。永島さん。
ゆう子:うるさい。
以上3人が会話する『だけ』のお話です。
第1回 『自己紹介』
1.



……





……





……





……


完
2.



……





……





……





これ以上ひっぱらせねえよ!


完
3.



喋らないと自己紹介にならんでしょー?





これでいい?





クイクイ





ボディランゲージ


完
4.



クイクイ





……





キュッキュッ





ダンダダンダンッ!


完
5.



ぐぎぎぎぎぎぎぃ





きゅぴーん!





くぽー くるくるぴゅー





シャラララララーランランララーン♪


完
第2回 『抱負』
6.



しんねんの





ほうふ





……





なにがいいかなぁ……


完
7.



新年のォー ほうふゥー!





うむ





誰だお前!





誰なんだおまあたたたたた
イタイタイタもみあげひっぱたらアカンて!
取れるって!
あかんてー!


完
8.



ごめんなさいは?





……ごめんなさい





もうしませんは?





……なんか本気で説教されてる?
あれ、なにその右手
もうしませんごめんなさい!
もみあげを掴まないで下さいごめんなさい!


完
9.



で、りょなの抱負は?





もっとデキる女になる





は?





もっともっとデキる女になる


完
10.



デキる女になる





……





何が出来たらデキる女になれる?





それを自分で見つけるのがデキる女だよ


完
第3回 『名言』
11.



今回のテーマはこれらしい
しかし、おまえら名言って知ってるか?





わからん





わからん?





なんでこんなテーマになったんだ…


完
12.



じゃあ好きな言葉でいいよ
好きな言葉ぐらいあるだろ?





わからん





わからん?





ちょっと叩いてあげるから
ゆう子だけこっちおいで


完
13.



はい、好きな言葉





クイクイ





……わからん?





ええと、どうしたらいいんだこれ……


完
14.



というわけで、ミスちんが頭を抱えてしまいました





ました





仕方がないので私が進行しましょう





名言の宝庫と言われたこの私が!!


完
15.



名言、それは深い森のようなものです





うっそうとした木々の間をどこまでも進む





人跡未踏の領域、澄み切った空気





心洗われるような情感。
見たこともない数々の命がそこに……!
ああ! なんと美しいのだろうか!
ビューティフル・ザ・ワールド!
これは言葉で語りつくせるものではない!
言葉に出来ない美しき名言だ!


完
第4回 『冬眠』
16.



りょなって冬眠しそうだよね





するわけないだろ
けど、まあ、
お前が言いたいことはわかるな





家だとふわっふわのハンテン着てそうだよね
厚手のパジャマとかさ





コタツにアゴを乗せて、
幸せそうに眼を閉じてるところが
簡単に想像出来るよな


完
17.



春眠暁を覚えずって言うし、
りょなは春もずっと寝てるんじゃないか?





春は眠くなるよねぇ
ぽかぽかだもんねぇ





桜を見上げて立ち止まってさ
そのまま寝ちゃいそうだよな





さくら~って言いながら、
立ったまま笑顔で寝てるんだろうね
きっといい夢見てるんだよ


完
18.



夏は暑くて動けないんだって
毎日昼寝して過ごしてるらしいよ





夜は暑くて寝れないらしいな





あついよーって言いながら布団に入っても
あっという間に眠っちゃうんじゃないかな





つまり昼も夜も眠ってるんだろうな


完
19.



秋は何かあったっけ?





秋はね、あれです
ほにゃららの秋ってやつです





睡眠の秋か





睡眠の秋だね


完
20.



なにかひどい言われよう





さすがにそこまでねてないよ





……





ん……
ね、ねてないよ……?


完
第5回 『スキー』
21.



スキー?





スキー!





スキ?





それほどでもない


完
22.



○○スキーさんって
ロシアの人の名前に多いんだっけ





なんでそんな話になるんだよ
ちなみにどんな名前が多いか知ってるのか?





え? そりゃー、ほら





ハスキーとかロシアっぽい


23.



はすきー?





そうハスキー





どんな人?





ペレストロイカしたイカした人


完
24.



で、おまえらってスキー出来るの?





……





何を仰るかと思えばはてさて
わたしは滑り知らずのゆう子と呼ばれ
恐れられているほどの人ですよ?





つまるところ逆説的に滑るのは下手なのさ!


完
25.



で、ミスちんはどうなん?





出来ないと思うか?





……思いません





ねむい……


完
第6回 『あったかいんだからぁ』
26.



あったかいんだからぁ





なにが?





特別なスープ





……なんの話?


完
27.



あったかいんだからぁ





だからなにが?





お風呂上がりのアイスの最初の一口





は?


完
28.



なあ、お前らどうしたんだ?





そんな真面目に怒られましても……





コクコク





いや、怒ってるんじゃなくて……


完
29.



意味がわからないんだけど





あれ、ミスちん知らないの?





はやってるんだよ





だから何が?


完
30.



取りあえず
ほら、この動画見てよ





はぁ
芸人なのか





あったかいんだからぁ





……意味がわからん


完
第7回 『みかん』
31.



ほらほら、りょな子ー
みかんだよー





好きだろう?
こいつが好きなんだろう?





うん、好き





おおお!!
告白されたみたいで
なんだかドキドキしますな!!


完
32.



ほらほら、ミスっちー
みかんだよー





好きだろう?
こいつが好きなんだろう?





べつに





あれれー?
なんだろうこの胸の痛みはー


完
33.



みかん、嫌いなの?





別に嫌いってこともないけど





みかん、好きじゃないの?





そんな悲しそうな顔で
訊かないでくれ……


完
34.



食べる時に手が汚れるから苦手なだけだよ





?





いや、皮を剥く時とか手間だろ?





?


完
35.



ミスちんったらお子様ですわね





食べ過ぎて黄色い顔になってしまえ
(迷信)





おこさまですわね





そんなに怒るなよ
食べるから、な?


完
第8回 『すき焼き』
36.



すきやき





いいよね





おにくとたまごが、こう





……いいよね


完
37.



おいしいよね





……





……





……たべたいなあ


完
38.
ゆう



あれ、りょな何してんの





おーいりょなー?
反応ないな
まあいいや





なになに、テーマはすき焼き?





いいよねすき焼き


完
39.



お肉と卵が絡んで、こうね





野菜も美味しくね
色んな具材がみんな仲良くしてるよね





うどんとか凄いよね
濃厚に絡んでくるね





……たべたいなあ


完
40.



何してんの二人そろって





おーい……
ダメだな、聞こえてないか
りょな、よだれが垂れてるぞ





これでよし、と
ほう、テーマはすき焼きなのか





濃い味付けの肉をたまごと絡めて…
いいねぇ
食べたいねぇ


完
第9回 『恵方巻き』
41.



えほーまき





えーほーまきまき♪
えーほーまきまき♪





!





黙って食え


完
42.



今年の恵方は西南西だってさ
ええと、こっちだ





こっち?





いやいや騙されないっすよー!
本当はこっちっしょー!





黙って食え


完
43.



……





……





お茶が飲みたい





……


完
44.



……





喋っちゃダメって言われるとなー
むしろガッツンガッツンボケたくなるよねー





でもなー、
いまボケても
きっと無視されるよね
下手したら足が飛んでくるよね





ん、喋らずに笑わせる?
そうか! にらめっこの修行だな!
顔芸も大事だもんね!


完
45.



……





うん、美味い





かんぴょうの味付けが私好みだ
海苔もいいな、いい香りだ





なんかゆう子がこっち見てるけど
無視だ無視


完
第10回 『肉まん』
46.



最近、食べ物ばっかりだよな





いいじゃん





いいじゃん





まあ、いいけど


完
47.



本当は怖い肉まんの話





Aさんという人が
とある病院に勤めていました





冬の日、
夜勤明けの早朝は痛いほどに寒かったのです





そこでAさんは病院の横のコンビニに
寄ってから帰ることにしました


完
48.



♪





りょなって何でも幸せそうに食べるよな





♪





ま、
寒い日の肉まん誰でも幸せになるよな


完
49.



そう言えば肉まんってさ





?





灰汁ごと食べてるんだよな





……


完
50.



Aさんは自宅へとたどり着きました





まだやってたのか





凍える手をコンビニの袋へと入れると、
そこにあるのはふわふわぬくぬくの肉まん!
さっそく取り出して頬張りました!
すると





いや、
文字数足りなくて
絶対オチまで辿り着けないから


完
ネタギレ!
