んじゃあ。さっそく盾として頑張ってくれ。

俺、賢者なのに扱い酷い・・・

な、な、なんなんだ。その裸の男は！

はじめまして。俺は４賢者の一人。風の賢者のライトです。

け、賢者か。なぜそのような格好をしておるのだ。

露出狂だからです！

堂々としたいい答えだ。うん。

あれ・・・ひょっとしてこいつ・・・

あのー魔王さん。もしかしてこの賢者の事、好きなんじゃないですか？

な、何を言っておる。そんなわけなかろう。こんなはじめてあったばかりの露出狂の男など好きになるわけがない。

その割りに顔が赤いですね。

そ、そんな事はない。

なぁ。ライト君。君はこの魔王といっしょに魔界に帰りなよ。

えっ。帰りなよって、なんです。それ。僕の故郷は魔界じゃないです。

まぁでもどうよ？一度行って見たら？

嫌ですよ！

そんなに嫌か・・・

うっ・・・いやぁ。あなたの事が嫌なわけではなく・・・

じゃあ決まりだ。お前は魔王といっしょに、魔界へ、ラブラブ新婚ツアー確定！！

えぇぇぇーーー

な、なんと。いきなり結婚か。も、物には順序というものがあるではないか。まずは恋人から・・・。

ちょ、ちょっとー

なんなの？この展開。

話すだけで強引に問題を解決しちゃうなんてさすがですぅ♪

ま、まぁ確かに魔王を直接倒さなくても、魔界にさえ帰ってくれれば、モンスターの活性化もなくなるし、何も問題はないわね。

と、いう事は？

これにてハッピーエンド。

ですね！

ええええーーー

ふふっ。では行こうかの。

一件落着

はぁー。やっと死刑も撤回されたし、これからいっぱいダラダラするぞー。

冒険に出てちょっとは成長したかと思ったのに、すっかり元に戻ったわね。

だから俺は成長は求めてないからね。残りの人生は引きこもってダラダラ過ごします。

俺はもう二度と旅立たない事をここに誓う！

駄目だ。こりゃ。