○エベべべべレスト山脈
○エベべべべレスト山脈



ここが、エベべべべレスト山脈か。それにしても言いにくい名前。





ほんとにね。何かいい略しかたはないかしら。





エべべ山でどうです?





ん。それでいいか。よし登るわよ。エべべ山!





登らせないわ・・・





あっ・・・あんたは誰?





私は四天王の一人アギト。





こいつ。間違いなく強敵だわ。音も気配も全く感じなかった。





みんな気をつけて。こいつ強いわよ!





うーん。どうだろう。この前の四天王の奴は、あまり強くはなかったからな。





そう思うなら試してみればいい。召喚!





うわぁーーー。かわいいーーー。





わっ。わっ。かわいいですーーー♪





二人とも油断しないで、見た目はかわいいけど、実際はどんな魔物か分からないわ。





くぅーーーん





泣き声かわいいーーー





お手ですぅーーーー





くぅ・・・





わっ。お手した。お利口さんだねーーー





くっ。しまった。ドラゴンを召喚するつもりが・・・。間違えた。





・・・。やっぱり四天王もみんな弱いのかしら?





今度こそ、死ぬがいい。召喚!





ありゃ?ここはどこじゃ?





じいさん出てきた。





わし。ご飯食べたっけ?





そんなこと知りませんよ。





くぅ・・・一度ならず二度も失敗するとは、あなた達なんなの?かなりの強運を持っているようね。





俺はこれまで運だけで生き延びてきた。お前などには負けん。火炎放射器をくらえ!





なめないで貰いたいわね。私は四天王の一人。アギト。この程度の炎なんて効かないわ。





なら、これでどうっ。ゆるふわニャンコストリーム!





ぐぅっ。不覚・・・


アギトは致命傷を受けて、山を降りていった。



パティ。技の名前本当に変えたんだな。





うん。あんたが考えてくれた名前。気に入ったからね。





それにしてもあの人、めっちゃ弱かったですね。





あはは。そうね。四天王の残り二人も特に気にする必要はないかもね。





山を登る前の準備運動って感じだったね。さてでは気を取り直して行きますか。





そうね。たぶんあいつよりはるかに山登りのほうが、大変だと思うわ。


