


相変わらず口調がかたいんですね、填緒さんは。カウンター定食……カウンターの恩恵を授かれるのでは?





アグレットが食堂に現れたのを見て生徒たちが湧く





ん?あの人って試験の時私を助けてくれた人かな?





アグレットを見て





あぁ……あの方が降臨されたのか……今日も神々しいな





羨望の眼差しで見てよう





……やぁおはよう、此処空いてるかな?





辺りの生徒をスルーして、三人に話しかけるよ





アグレットの周りだけ百合の花が満開なエフェクトがだね





…あ、ああ、はい。空いてます





ちょっと一瞬びびってから





え? …あ、はいどうぞ





……か、神がここに降臨された……だと……! 私の読みが外れた、くっ、どういうことだ……





訳:座ってくださいお姉様ー!





新入生(仮)だと気後れするほどの神々しさ





いやこっちが中二なだけ





でも神っぽい気が





…………





新聞読みながら珈琲を啜る矢代ェ……





眼鏡装備で最早矢代と気付く者はいない





填緒ちゃんは素直じゃないんだね





にやにやしながら





…訳、座ってください、と





何故か翻訳





随分個性的な……ま、そんじゃあ失礼するよ。……キミたち、一年生だよね? 合格おめでとう





普通に座って、定食を食べながら話を振るよ





う、煩いわ! ……別にあの程度の試練、私にとって何の苦でもないわ





とか言いつつ多分半泣きだったんじゃないかな





で、涙目だったんだと思います





ありがとうございます。……たしか、会頭さんでしたっけ? 試験の時はありがとうございました





適合するか不安でした、と。 ……会頭さん…でしたね。はい、ありがとうございます





いえいえ。あれは……いや、なんでもない。精霊さんとのお付き合いは謎なところも多いから、何かあったらすぐ相談してね





ありがとうございます





そんなことないだろうけど。……まあ、礼は言っておく





はい、そうさせていただきます


